"住まう人皆が幸せになれる住まいをつくること"
それがむっくの木の目的です。
今、問題になっているのが、シックハウスや、化学物質過敏症です。
まず、健康について、
私がこの業界に入り感じたこと、それはあまりにも住まう人にとって考えられた建材が少ない。
ということでした。
ほとんどの住まいで、日常的に使われている「ビニルクロス」
これは「塩化ビニル樹脂」を原料として製造された壁紙です。
製造工程でもたくさんの有毒ガスが発生しますし、また万が一燃えればダイオキシンと言う有毒ガスが発生します。
また、通気しないビニルの壁は、結露やカビの原因になります。
たとえカビが生えても、ビニルなのですぐには表に出てきません。表に出てきた時はすでに下地がカビだらけです。
もっともビニルクロスが使われる原因は、施工性の良さと安価で大量生産可能なことです。
そして塩化ビニールは、通常の燃えるゴミとしても処分が出来ません。産廃扱いになります。また一度生産してしまうと、自然に還らずずっとそこに残り続けます。
そういったものをこれから先もずっと使い続けることがいいのでしょうか。
ビニルのクロスはそれ自体の厚みがあります。そのため、壁の下地状況が悪くてもクロスを貼って隠すことが出来てしまいます。
そのため、酷いリフォーム会社だと、既存のビニルクロスの上から、ビニールクロスを貼ったりします。そして見た目だけキレイに見せるのです。
また、職人の手も軽減できます。クロスの張替作業の場合、既存のクロスを剥がすと、クロスの裏に付いていた紙はどうしても残ってしまいます。その時、新しいクロスを貼る前にキレイに貼れるように下地を作る作業を行います。
ビニールクロスは、厚みもあるので、下地の状況があまり良くなくても、早く、そしてそこそこキレイに貼ることが出来るのです。また、職人の中でも、技術力は凄く高くなくても出来ます。
職人の手を軽減できると、その分安く多く貼ることが出来るので、一般の住まいでは当たり前の仕上げ材として復旧しました。
合板のフローリング材も同じです。
通常は約7㎝位の巾の溝のフローリングが貼ってあることがありますが。これは、実は、30㎝のパネル状になっています。そのため、簡単に貼ることが出来ます。また薄いベニヤを何層にも重ねて作ったフローリングは、施工後も反ったり、床鳴りがしないので、その後のクレームも少なくて済みます。
業者の一番嫌がることはクレーム対応です。お金にならない作業に時間を取られたくない。クレームの多い商品は、職人からメーカーに苦情がいきます。
「こんな材料じゃ仕事にならないよ。」「クレームの無い商品をつくってくれないと買わないよ」そういう声がメーカーに直接行きます。メーカーは売れなくては意味がないので、結局売れる商品をつくります。
薄いベニヤを何層にも重ねつくった、フローリングは空気を汚します。またウレタン等で塗膜を張った床は冬は冷たく体を冷やしてしまいます。
そして、そういった建材を使ったことで、シックハウスや化学物質過敏症の問題が出てきました。
部屋の空気環境は悪くなり、機密性の高い現代の住宅で、共働きの家庭が多く
換気の環境を決して良くない。そんな状況のもと
使われる素材が原因で、シックハウスや化学物質過敏症、原因不明のアトピーなどの健康被害が出てきました。
しかし、手と気持ちを加えてあげれば、体によいことが出来るのです。
人の体と心が安心できる住まいをつくりたい。
家にいて逆に体を悪くしてしまっては意味がありません。
空気がおいしい。と思える、本来の健康的な住まいをつくりたい。
そして、人にやさしい住まいは地球環境にもやさしい住まいです。
安心できる素材を使い、むっくの木の、デザインと実用性を考えた設計で
幸せなお住まいをお造りさせて頂きます。
リフォームハウス むっくの木
責任者 古山 順子
|